海つばめ38頁

【9】たばこ1箱1,000円
 厚生労働省研究班の試算では
たばこが1000円に値上げされたと仮定すると、その後20年間で死亡を約6万人減らせるらしい。人口減少が予想される状況では志望者が減るのは良い事だが、元々たばこの値上げ問題は消費税を上げると国民の反発を買うから取りやすいたばこ代から取ろうとしたからで、喫煙者の健康なんかを考慮したからではない。
 事の主旨を変えていきいつのまにか目的を達成してしまう、見事な庶民操縦の術だ。

【8】正直なのか馬鹿なのか
 「わたしは決断した国会の冒頭、堂々とわたしと自民党の政策を民主党の小沢一郎代表にぶつけ、その賛否をただした上で国民に信を問おうと思う」=08年10月9日ニッカンスポーツより=、これは所信表明をした上で解散すると決断したと解釈される。
 「強い日本を! 私の国家再建計画」と題された論文が今月10日に発売される「月刊 文芸春秋」に掲載されているようだ。麻生太郎が9月22日の自民党総裁選直後から書き始め、24日の首相就任前に書き上げたらしい。インタビューに答える麻生は記者が「国会の冒頭・・国民に信を問う」というのは冒頭に解散するという事ではないかと質問すると、「その後に書いてある」「その後」と繰り返し、誤魔化そうとする態度がありありとみえる無様さ。テレビで放映された以外では「全然解釈が違う。いつ解散やるかは一切書いてない」と否定、同時に、民主党との対立軸が明確になっていないと指摘し「正直申し上げて、だいぶ予定が違ったなとは思っている」と述べたようだ。
 この様な論文を書く時には「書いた後」の反響や情勢をも考えた上で執筆すべきなのに、ただ自分がその時に思い描いた事柄を書き綴った麻生は、正直と言うべきか馬鹿と言うべきか。
 論文には「政権交代のみを訴える彼(小沢を指す)と、国民の幸せな暮らしと未来、国際協調への具体的な方策を示すわたしとの違いを見てほしい」とアピールしてるようだ。小沢については触れないけれど、国民の幸せとか未来とか抽象的な綺麗事を主張する人物は信用できないらしいし、年金一つとっても明るい未来は見えてこないのにどんな未来を作ってくれるというのだろう。国際協調への具体的方策?、侵略戦争に協力し戦闘部隊への燃料補給、つまり兵站部を担っているだけでは?。
 それにしても、麻生は育ちの良い金持ちの坊ちゃんだとかマスコミは囃し立てるが、金持ちなのはその通りだとしてはたして育ちは良いのだろうか。素朴な疑問なのだが。
 ネタ元は8年10月9日ニッカンスポーツ。

【7】現実逃避
 目の前に展開される不快な出来事から目を逸らし、バーチャル世界へ逃避する若者のような政治家、それは経済財政担当相与謝野馨と財務相中川昭一の2人だ。
 国民新党副代表
自見庄三郎が代表質問に立った3日の参院本会議場で、同氏の「演説があまりに激しいのでちょっと」携帯電話のワンセグ放送で中継されていた質問風景を見ていたとか。ワンセグを通して演説を聴けば耳に痛い批判も甘い囁きに聞こえたのだろうか、そんな現実逃避をしているような政治家に日本の行く末を任せても良いのだろうか。
 日本の行く末を任せても良いのだろうかと言えば、未練たらたらの姿勢が丸見えの東国原。知事の椅子もただの踏み台だった事が露呈してしまい評価を落としたはずだが、それでも衆院選に出れば当選するかもしれないし、知事に再選されるかもしれない。こんな有権者に誰がしたのか、それは本人達の責任なのだがその結果生じた負の遺産は私達にのしかかってくるのだ。

【6】雇い主に逆らうな
 「2011年7月24日地デジになるぞ」「さっさと地デジ対応のテレビに買い換えろよ」「地デジは綺麗だし、色々な情報も見られるから便利だぞ」。これでもか、これでもかの宣伝攻勢の煩わしさ、地デジが見られるテレビが買えない貧乏人への嫌がらせかテレビ画面に地デジマークも付くようだ。昔、色つき番組には「カラー」と表示され、お前は白黒テレビを見ている貧乏人かと言われていた時代に戻ったようだ。
 地デジになると女優の皺や整形痕がハッキリくっきりクイントリックスに見えるらしく、ファンの夢を壊すだけなので今のままの方が良いようだ。その地デジ対応のテレビに買い換えた時、大量に廃棄されるのが旧式のテレビだ。今でさえ、不法投棄がニュースに流れる日々なのに、2011年が近づけばさらに大量のテレビが廃棄され社会問題になるという話題を週刊ポスト08/10/17号が取り上げた。ポストは地デジ問題で作り上げた団体への総務相からの天下りを問題にしているが、買い換えで大量に廃棄されたテレビによって環境破壊が起きる事を著名なテレビキャスター達に取材した。
 ?テレビの大量廃棄で環境問題が生じている
 「でも、今時ブラウン管テレビなんてあまりないでしょ。それにチューナーを付ければ(捨てなくても)対応できる」=太字by海つばめ=と答えたのはテレビ朝日「ザスクープ」キャスター鳥越俊太郎。彼は「五千万台がゴミになるという推計がある」という質問に、何とこう答えた。
 「僕は本当に判らないんだよ。取材した事無いから、いい加減な事は言えない。だいたいデジタル化の中身について、よほどメカ好きな人しか調べないでしょう。国民の多くも判らないんじゃないか」。これに対し編集部からの突っ込みは「国民が判らない事を取材して伝えるのが報道の仕事だろう」というものだが、今時ブラウン管のテレビはあまりないという発言にも突っ込みが欲しかった。
 古舘伊知郎の回答は「模範的」過ぎるのでカット。
 田原総一朗は「地デジには色々問題があるのは承知しているし、番組で取り上げようと思っているが、もうちょっと切迫してきて、多くの人が考えるタイミングでやった方が良いと思っている」と回答、切迫してきてから問題提起しても後の祭りだ。
 みのもんたは「地デジ移行の問題はどうしょうもないと思っている」ので「話す事はない」そうだ。談合事件と同じく「だんまり」を決め込むようだ。後のキャスター連中の対応はポストを読んで貰うとして、結局は高額なギャラを雇い主から頂いている立場上、テレビ局が薦めているキャンペーンへの疑義や異見は言えないようだ。そのテレビ局は免許制度に縛られて総務相の強引な「地デジ商売」に従わざるを得ないとは、置き去りにされている国民はどうすれば?。

【5】青天白日
 《青天白日(せいてんはくじつ) 青く晴れ上がった空に太陽が輝いていること。また、心にやましいところがないことや、無実の罪を負った人の疑いが晴れることのたとえにも使う。唐の韓愈(かんゆ)の「崔群(さいぐん)に与うるの書」に「晴天白日は、奴隷も亦(また)その清明を知る」とあるのに基づく》。引用元が判らなくなってしまった。
 「漢語論語カンゴロンゴ」という番組の中で使われた言葉。雛形あきこ扮する母親が給食費を払わないため級友につまはじきされた娘について相談しに行った先で、給食費を払わなくてもただなんだから食べなさいと娘に強要する母親の考えに、「青天白日」を使用し青い空、太陽の光、心地よい風等は生きているだけでそういうものがただで享受できるのだから、細かい損得は考えるなと諭した。
 そういう意味だったのかと感心しつつ、その後の解説に驚き桃の木山椒の木だ。
 「晴天白日は、奴隷も亦(また)その清明を知る」と韓愈の崔群に与うるの書にあると解説していた。
 そこで調べたの結果が上記の使用例だ。一般的には「青天白日の身になって」「私に二心は無い、青天白日の心だ」といった使い方だ。「奴隷も亦(また)その清明を知る」が続くと、若干ニュアンスが違ってくるようで、「身分の低い者も自然の恵みは等しく受けられる」というのは、だからその身分に安住していなさいという意味ではないだろうか。
 という事は別にして、雛形あきこは演技がうまいと素直に思った。 

【4】非常事態宣言
 どこで実施したのか判らない記者会見で「非常事態」宣言を発した人物が居る。その表情はいつものヘラヘラしたものではなく、しつこい記者の質問にイライラしたような感じを見せていた。
 あの必死にも見える喋り方と「非常事態」が自分の足下に火が付く事を指しているのかどうか不明だが、「自民党をどげんかせんといかん」=08年10月5日読売新聞=と語ったように、彼の関心は「宮崎」から「衆議院」へ移った事から見て自民党から出馬の可能性が大きくなったようだ。

【3】いい加減にしてくれ!
 衆院議員で国交相だった
???R?¨?jが近々に実施されるだろう衆院選に出馬しないと表明した。なんでも口害病が再発したので療養するよう森喜朗に注意されたらしい。
 「日本は単一民族」の発言については、過去にも何度か問題になったのにそれを憶えていない、常識すらない、つまり政治家失格な発言だと言えるが、言論封じになる云々はそうかもしれない。日教組の強い地域は成績が悪いという指摘は統計的には間違っているようだが、日教組の活動そのものへの批判は自身の政治信条を述べただけだから批判されるのは納得いかなかっただろう。それは良いとして、又これだ。
 《後継については「心の中に出てほしい人はいる」と言及。報道陣から「東国原知事を推す声があるが」と問われると、「聞いてません」》=08年10月4日アサヒコム=。
 県民の声を聞いた上で「東国原知事を推す声があるが」という質問をしたとは思えない。この記者の頭の中に東国原が出るのではという意識があったからに違いない知事活動よりテレビ番組出演や「作家」活動の方が忙しいような県知事や都知事はもういらないぞ。

【2】これぞ税金の無駄遣い
 山口県光市の母子殺害事件に関連し、被告弁護士への懲戒を呼びかけた橋下徹が訴えられた裁判で広島地裁が橋下敗訴の判決を出した。判決の中身はややこしいから触れないし、橋下が負けたという事実もどうでもいい。ただ、ドラえもんが生き返らせるといったたわごとを平気で主張できれば犯罪はやり放題だと思わざるを得ない。
 しかし、それに劣らないのが橋下だ。
 判決を受けて「原告の皆さん、光市母子殺害事件の弁護団の皆さん、大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と頭を下げ、「私の法令解釈、表現の自由に対する考え方が間違っていたとの判断を重く受け止めます」と述べ、自分が間違っていたのを認めながら控訴すると言った。
 「判決が不当とは思わないが、三審制ということもあり、一度、高裁にご意見をうかがいたい」。
 不当ではない判決なのに、三審制があるからとりあえずは控訴してみようかでは、あまりにも無責任な態度だし、これによって再び開かれる裁判にどれほどの国税が使われるのか!。橋下のいい加減な生き方がかいま見えるエピソードといえるだろう。
 ネタ元08年10月2日アサヒコム。

【1】対立を煽るマスコミと・・
 総理大臣の所信表明が実質「代表質問」となり、野党第一党の代表質問が実質「所信表明」のようになったと報道される。日本国の政治も不思議な動きを見せるようになった。
 マスコミが好む「右か左か」「改革派か守旧派か」という構図が出来上がり、他の野党は置き去りになっていく。種々の意見を戦わせ、諸々の思想を表現する「民主主義」という政治形態は形骸化していく。そして、混迷する政治の間で蠢き私益を得ようとする集団が与党と野党を利用しようとする。
 それが何を生み出すか、将来目の前に事実として現れないと判らない想像力の乏しい国民には自業自得だが・・・・。
 極端に排他的な政治思想と宗教が社会を支配する時、想像するのも恐ろしい。

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